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戦後の農村住宅

「台所」ということばの語源からはじまり、明治時代から現在のシステムキッチンの登場まで、日本の台所事情の変遷をご紹介します。

●戦後の農村住宅

戦後の農村住宅の台所改善
台所の改善は竈(かまど)の改善から
戦前の農家の台所は非常に使いづらく、不便でした。 煙突のない古来の竈に薪をくべて火をおこし、井戸から汲んできた水を低い流し中に注ぎ、膝を床につけたままの姿勢で食材や食器を洗うなど、立ったり、しゃがんだりの重労働が強いられていました。
煙突のない竈から土間の中に飛ぶ煙やすすは非衛生的・非健康的でもありました。
戦後になると農村住宅においても、水道や古来の竈から煙突のついた文化竈、立ったまま作業ができる流しとその横にやはり立ったままで調理ができる料理台などが必要だということになり、生活改善運動が展開されました。

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戦後の住宅の台所
置きカマド(古代)
カマド(へっついともいう:近世)

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