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大正デモクラシーの時代

「台所」ということばの語源からはじまり、明治時代から現在のシステムキッチンの登場まで、日本の台所事情の変遷をご紹介します。

●大正デモクラシーの時代

生活改善はまず台所改善から
大正デモクラシー時代の台所改良
大正デモクラシーの風潮の下、知識人の間では盛んに台所の改善論議がなされ、台所改善運動が起こりました。
台所改良の第一点は、うずくまる姿勢の不合理を改善し、立ったままで調理を行うようにすることにありました。これと併せて、電気・水道・ガスの近代設備を整えることでした。
大正7年(1918年)に、住宅改良会が行った台所の設計図案懸賞募集の当選案は、今でも参考になります。
これらの改善運動が目指したことがらが、具体的な成果として定着しはじめたのは、昭和に入ってからです。それも都市部に限られており、農村部にまで波及するのには戦後を待たなければなりませんでした。

taisyo台所設計図案二等当選案

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